かたちには理由がある(ハヤカワ新書)秋田 道夫さん著

昔、
山形天童市の
バタフライスツールなどで有名なメーカー
天童木工さんのカタログのデザインをしていた時

撮影に、椅子のデザイナーも立ち会いました。
どのアングルから見せたいか確認してもらうためです。

椅子の脚の太さで、天童木工さんの方とデザイナーが
シビアなやりとりをしていました。

デザイナー「あと2mm細くしたい。」
天童木工さん「強度を考えると、この太さが限界。」

——
かたちには理由がある

日経新聞の広告でこのタイトルを見た時
面白ろそうだなあ と思いました。

単純に、強度や機能を優先すると
形が決まってくるのかな
と読み始めたのですが・・・

新素材で強度が増し
薄く軽くできたり

新しい技術で
コンパクトで軽くできたり

出っ張りをなくすことで
コンパクトにでき

より多く運べるようになり
輸送コストが下がったり

世の中にApple製品が広まることで
エッジのあるデザインが受け入れられている。
という下地があるから

このデザインがある。という
記述もありました。

プロダクトデザイナーの本は、たまに読みます。

水戸岡鋭治さん(高級寝台列車「ななつ星」を手がけた工業デザイナー)
奥山清行(フェラーリでデザイン、ヤンマーのトラクター)
深澤直人さん
佐藤オオキさん(発想法やエッセー)
川崎和男さん(「デザイナーは喧嘩師であれ」)

デザイナーとして何を考えたのか?

普段は聞けないお話で
面白いです。