グラフィックデザイナーの皆さん、
ゲシュタルトの法則をデザインで使っていますか?
ゲシュタルトの法則をデザインで使うとしたら、
どんな使い方があるかまとめてみました。
まず、
ゲシュタルトの法則とは
人間が視覚情報をどのように知覚するかという心理的な法則で、デザインにとても有効です。
これを活用すると、情報の整理やユーザーの視線誘導、直感的な理解を助けることができます。
以下に、主な法則とデザインでの具体的な使い方を紹介します。
お客様へデザインの意図を説明する時、
根拠となりますので
デザインの良さの説得性が高まります。
1. 近接の法則(Proximity)
人は近くにある要素を、グループとして認識する。
使い方例:
メニュー項目を近づけて配置 → 同じカテゴリと認識させる
名刺の連絡先情報を近くにまとめる → 一塊の情報と理解させる
2. 類同の法則(Similarity)
形や色、サイズなどが似ているものは、同じグループとして認識される。
使い方例:
同じカテゴリのアイコンを同じ色やスタイルで統一
フィルターやボタンのグループを、形や色で揃える
3. 閉合の法則(Closure)
不完全な形でも、脳が自動的に補完して完全な形として認識する。
使い方例:
ロゴで、線を一部省略しても形がわかるようにデザイン
ポスターで部分的に隠れた文字でも読めるような構成
4. 連続の法則(Continuation)
視線は、自然に流れに沿って移動する。滑らかなラインや方向性のある構成は、視線を誘導する。
使い方例:
スクロールの流れを意識したWebデザイン
ビジュアルの中に斜線や矢印で誘導を作る
5. 共通運命の法則(Common Fate)
同じ方向に動いている、または変化している要素は、関連性があると認識される。
使い方例:
スライダーの中で一緒に動く要素を同グループとみなす
マウスオーバーで同時に変化する要素に意味を持たせる
6. 図と地の法則(Figure-Ground)
人は視覚的に“主役(図)”と“背景(地)”を区別しようとする。
使い方例:
コントラストをはっきりさせて主役を目立たせる
ネガティブスペース(余白)を使ってシンボリックな表現を作る(例:FedExロゴの矢印)
私が良く使うのは
2. 類同の法則(Similarity)です。
3つの特徴やメリットを示す時
3つを同じデザインで括ります。
同じグループと認識し
塊りとして見られます。
3つが同じデザインなので
情報の強度が並列に見られ
情報を集中して見られやすくなります。
仮にバラバラのデザインでしたら
3つが違うものを認識し
雑音にもなり
見にくくなります。
株式会社小野デザインでは
心理的作用を組み入れた企画・デザインを行っています。
ホームページ、広告、チラシ、カタログ、パンフレットなど
見やすくわかりやすく伝わりやすくデザインします。
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