パワハラ対策

昨日参加した交流会で
パワハラ対策をビジネスにしている人がいました。

社長は、目標実現のために
強い意志、発言、行動を取るのですが
それらが、社員の方々との思いと乖離があり
職場の雰囲気もよくなく
離職率も高く、すぐにやめてしまったり

社長は、ついてこれないやつは辞めてもいい
また採用すれば良いと考えているそうです。

パワハラ対策ビジネスは
社長のパワハラ気質を変えるのではなく
社長と社員の間に入って
緩衝材、通訳の立場で
お互いがやりやすいようにしてあげるそうです。

心理学を取り入れているそうです。


以前、私も30名ほどの会社の総務の方から
社長のパワハラ対策で
行動指針(冊子)を作って欲しいと依頼されたことがあります。

別の会社では
パワハラ対策のオリジナルの
A4サイズのポスターを作ったこともあります。

私が運営している
ビジネスポスター無料ダウンロード(A2サイズ高解像度X-1a)では
ハラスメントポスターが
1年で180回ダウンロードされています。

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大手企業様で
万全なハラスメント対策をとっている会社でも
中間管理職でパワハラ気質な人がいると
改善は難しいようです。

・ハラスメント対策室に相談してそのことが知れるのが怖い
・自分が悪いと思ってしまう(精神疾患一歩手前になっても)
・我慢しようと思ってしまう
・改善されると思えない
・その人が人事異動で転勤するのを待てば良いと思う
・相談したけど、経過観測といわれた
・相談したけど、何も変わらなかった
・パワハラの人が営業部員で成績が良いので会社も強く言えない

などが理由があるようです。



パワハラですが
相手がどう思うかなので
難しいものです。

私も理路整然と説明して
攻撃と言われてしまったこともあります。

やっぱり
楽しく働いて目標が実現できるといいですね〜


以下、パワハラの定義と対策です。

1. パワハラ(パワーハラスメント)とは

日本の法律(労働施策総合推進法)では、パワハラを次の 3要件 で定義しています。

パワハラの3要件

  1. 優越的な関係 を背景にした言動
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えている
  3. 労働者の就業環境を害する

👉 この3つがそろうとパワハラになります。

※ 上司→部下だけでなく

  • 先輩→後輩
  • 専門職→非専門職
  • 多数派→少数派
    も該当します。

2. パワハラの代表的な6類型(厚労省)

① 身体的攻撃

  • 殴る、蹴る、物を投げる
    (※一発アウト)

② 精神的攻撃

  • 「使えない」「辞めたほうがいい」
  • 人前での叱責、人格否定

③ 人間関係からの切り離し

  • 無視、仲間外し
  • 別室隔離、仕事を与えない

④ 過大な要求

  • 明らかに不可能なノルマ
  • 業務時間外・休日の過剰な指示

⑤ 過小な要求

  • 雑用しかさせない
  • 能力とかけ離れた単純作業のみ

⑥ 個の侵害

  • プライベートへの過度な干渉
  • 家族・思想・価値観への立ち入り

3. パワハラが起きる心理・構造

よくある原因

  • 「指導」と「支配」の混同
  • 自分の成功体験の押し付け
  • 感情コントロール不足
  • 組織が成果だけを評価している
  • 上司自身が孤立している

👉 多くは「悪意」より
未熟なマネジメント構造的放置 が原因です。


4. パワハラ対策【個人レベル】

被害を受けた側

  • 事実を 日時・言葉・状況 で記録
  • 感情ではなく 行為の問題 として整理
  • 社内窓口・第三者(社労士など)を活用
  • 「我慢=美徳」と思わない

加害にならないために

  • 「目的は何か?」を常に言語化
  • 人格ではなく行動を指摘
  • 感情が強い時は指導しない
  • 公開叱責を避ける

5. パワハラ対策【管理職・組織】

① ルールを明文化する

  • パワハラ定義・禁止事項を文書化
  • 就業規則・ハンドブックに明記

② 相談窓口の設置

  • 内部+外部(匿名可)
  • 「相談しても不利益がない」保証

③ 教育・研修

  • 管理職向け ケーススタディ
  • 「どこからアウトか」を共有

④ 評価制度の見直し

  • 成果だけでなく プロセス・姿勢
  • 部下満足度・定性評価を加える

⑤ 早期対応

  • 小さな違和感の段階で介入
  • 放置が一番のリスク

6. 「指導」と「パワハラ」の境界線

指導パワハラ
具体的行動への指摘人格否定
改善目的感情発散
伝え方に配慮恐怖で支配
双方向一方通行

👉 同じ言葉でも、立場・頻度・状況でアウトになる
これが最も誤解されやすい点です。