先週の日曜
お客さんからロゴのデザインをして欲しい。
とのメールが届きました。
江戸文字を使って・・・とのこと。
添付されていた画像をみると
角ばった文字。
そういえば
昔、使っていたMacに
なぜかインストールした覚えもなく
角ばった文字が入っていたことを思い出し
今のMacにフォントが入っているか、調べてみましたが
入ってなく・・・
フリーフォント集4冊、
契約している
モリサワ、AdobeCC、LETSを探しましたが、似ている文字はありませんでした。
ネットで角ばった文字を探していると
2種類あることがわかりました。
角字と白舟角崩朱文です。
角字(かくじ)は、
江戸時代に生まれたとされています。
おおよそで言うと、1600年代〜1800年代の江戸期です。
正確に「何年に誰が作った」というより、
江戸の職人文化・町人文化の中で、看板・のれん・印・装飾文字などとして
発展していったものです。
特徴は、江戸らしい粋・洒落・遊び心・職人技
が詰まっているところです。
角字は、正方形のグリッド内に水平・垂直の線で漢字を表現する書体で、
江戸時代に誕生した伝統的な和のグラフィックアートです。
デザイン目線で見ると、今でいうロゴマーク化された文字に近いです。
文字なんだけど、模様にも見える。江戸時代の「文字で遊ぶセンス」、なかなか強いです。
たとえば、普通の「寿」や「福」などの漢字を、
印鑑・のれん・看板・家紋・和風ロゴのように、
四角く図案化したものが角字です。
イメージとしては、
普通の文字
寿
角字の考え方
四角い枠の中に、線を折り曲げて、迷路や文様のように「寿」を表す
という感じです。
デザイン的には、
和風・粋・職人感・伝統・格式・遊び心を出したい時に使いやすいです。
飲食店ロゴ、日本酒、寿司、和菓子、料亭、旅館などの
和モダン演出なんかと相性いいです。
ロゴに使うと「読める模様」みたいになって、ちょっと粋です。
「日本の家紋」の後ろに165種類の角字が載っています。

角字の掲載は家紋に比べると掲載が少ないです。
さらに調べてみますと、
橘右之吉(たちばな うのきち)さんなど
江戸文字を書く方が、角文字も書かれています。
角字として作っている団体や
角字作成を専門にやっているデザイナーなど
もいることがわかりました。
もちろん
小野デザインでも
角字をお作りいたします。
画数の少ない文字の場合、
スペースを埋める工夫が面白いです。
それと、かっこいいです。
江戸時代のデザイナー すごい!
もう1つの白舟角崩朱文は角文字をデジタル化した文字です。
白舟角崩朱文はフォントとして販売されています。
https://designpocket.jp/font/detail/4308