くずし字を「読む」面白さを体験してきました
昨日、町田駅近くの施設内で開催された
「くずし字解読体験」のワークショップに参加してきました。
今回体験したのは、江戸時代の手紙の「くずし字」を
実際に読んでみる講座です。
最初に文字を見たときの印象は、
正直なところ「これは文字なのか?」というほど。
現代の私たちが普段目にしている文字とはまったく違い、
記号や暗号のように見えます。
ところが、講師の方から
文字の形や読み方のヒントを教えていただきながら、
一文字ずつ追っていくと、
少しずつ言葉として読めるようになってきます。
ほんの一部分とはいえ、
それまでまったく意味が分からなかった文字が、
突然「言葉」として見えてくる。
これは思っていた以上に嬉しく、面白い体験でした。
特に興味深かったのは、
単純に一文字ずつ左から右へ、
上から下へ読んでいけばいいというわけではないところです。
文章の中には、
漢文を読むときのように読む順番が飛んだり、
別の場所へ移ったりするものもありました。
(漢詩を引用してるのかな?)
また、現在では普通に書いている言葉も、
くずし字では驚くほど簡略化されている場合があります。
「なぜ、この形がこの文字になるんだろう?」
そんな疑問を持ちながら見ていくと、
そこには昔の人たちなりの文字の書き方や、
省略のルールがあることが分かってきます。
くずし字一覧表なるものをあります。
デザインの仕事をしていると、
文字は「読むもの」であると同時に、
「形として見るもの」でもあります。
今回、何百年も前に書かれた文字を眺めながら、
文字というものは時代によって形も使われ方も大きく変化してきたのだと、
あらためて感じました。
今回は初心者向けの体験でしたが、
少し文字が読めただけでも、
江戸時代の人が書いた手紙が急に身近に感じられます。
まるで暗号を解いているような面白さもあり、
「もう少し読めるようになってみたい」と思いました。
次はまた別の資料にも挑戦して、
少しくずし字の世界を深掘りしてみたいと思います。