良いサービスなのに利用者が増えない理由

提供しているサービスが
すごくいいんだけど(話を聞いてみて)
利用者が増えないこと
ってあると思います。

お話を伺って
思いついた改善案をお話しますけど
聞き入れてもらえないことが多いです。
「馬の耳に念仏」

知らない人にとやかく言われたくない。
自分のことは自分で考える。
と思っていらっしゃるようです。

たしかに
今までどれだけその方が努力してきたかは
わかりませんし
自分の努力がまちがっていたとか
思いたくないのかもしれません。

とやかく言われたくない人のために
良いサービスなのに利用者が増えない理由を書き出してみました。

参考にしていただけたら幸いです。

社会課題の解決に取り組んでいる事業者や、
本当に価値のあるサービスを提供している企業ほど、
次のような悩みを抱えていることがあります。

良いサービスなのに、なかなか広まらない

必要としている人はいるはずなのに、問い合わせが増えない

社会的意義はあるのに、収益につながりにくい

利用者や支援者に、サービスの価値がうまく伝わらない

これは決して、サービスそのものに価値がないということではありません。

むしろ、良いサービスであっても、
誰に、何を、どのように伝えるかが整理されていないと、
必要としている人に届かないまま埋もれてしまうことがあります。

特に、福祉、教育、地域支援、環境、健康、孤独対策、子育て支援、高齢者支援、
企業の社会課題解決型サービスなどは、
社会的な意義が高い一方で、
サービスの魅力をわかりやすく伝えることが難しい分野でもあります。

この記事では、良いサービスなのに利用者が増えない理由をカテゴリーごとに整理し、
それぞれの改善策を解説します。

  1. サービスの価値が良いことだけで止まっている

社会課題に取り組むサービスでは、どうしても次のような説明になりがちです。

社会のためになる

地域に貢献できる

困っている人を支援できる

環境にやさしい

人の役に立つ

もちろん、これらは大切な価値です。

しかし、利用者や企業担当者が実際に動くためには、
もう一歩踏み込んだ説明が必要です。

見る人は、次のようなことを知りたいと思っています。

自分にどんなメリットがあるのか

利用すると、何がどう変わるのか

今の困りごとがどう解決されるのか

他のサービスと何が違うのか

なぜ今、利用する必要があるのか

つまり、社会的意義だけではなく、
利用者にとっての具体的な価値まで伝える必要があります。

改善策

良い活動ですと伝えるだけでなく、
利用者目線で表現を見直しましょう。

たとえば、

地域の高齢者を支援します

ではなく、

一人暮らしの高齢者が、
日々の不安を相談できる地域の見守りサービスです

と伝える。

また、

環境に配慮した商品です

ではなく、

企業の環境配慮をわかりやすく伝え、
取引先や顧客からの信頼向上につなげる商品です

と伝える。

このように、
誰のどんな困りごとを、
どのように解決するのかを明確にすることが大切です。

  1. 誰に向けたサービスなのかが曖昧になっている

良いサービスほど、多くの人に役立つ可能性があります。

しかし、発信の段階で誰にでも役立ちますと見せてしまうと、
逆に誰にも強く響かなくなることがあります。

たとえば、

すべての人にやさしいサービスです

地域の皆さまを支援します

企業の課題解決をサポートします

という表現は、間違いではありません。

ただし、見る側からすると、
自分に向けられたメッセージだと感じにくい場合があります。

人は、自分の悩みや状況に近い言葉を見たときに、
初めて興味を持ちます。

改善策

まず、対象者を具体的に分けて考えることが大切です。

個人向けなのか

法人向けなのか

自治体向けなのか

経営者向けなのか

担当者向けなのか

家族向けなのか

支援を受ける本人向けなのか

支援者や紹介者向けなのか

同じサービスでも、
誰に向けて伝えるかによって、
伝えるべき内容は変わります。

誰に向けたページなのかを決めたうえで、
その人が普段感じている悩みや不安を言葉にすることで、
反応は変わりやすくなります。

たとえば、

高齢者向け見守りサービス

よりも、

離れて暮らす親の様子が心配なご家族へ

の方が、対象者に届きやすくなります。

  1. 伝える内容が専門的すぎる

社会課題に取り組む事業や、専門性の高いサービスでは、
提供側が専門用語を使いすぎてしまうことがあります。

たとえば、

地域包括ケア

ウェルビーイング

サステナビリティ

インクルージョン

エシカル消費

レジリエンス

伴走支援

社会実装

といった言葉は、業界内では通じても、
一般の利用者や企業担当者には伝わりにくい場合があります。

専門用語が多いと、見る人は次のように感じてしまいます。

難しそう

自分には関係なさそう

結局、何をしてくれるのかわからない

改善策

専門用語を完全になくす必要はありません。

ただし、最初に伝える言葉は、
できるだけ生活者や利用者の言葉に置き換えることが大切です。

たとえば、

ウェルビーイングの向上

ではなく、

働く人が心身ともに健やかに働ける環境づくり

と伝える。

地域包括ケアの推進

ではなく、

高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための支援

と伝える。

伴走支援

ではなく、

計画づくりから実行まで、継続的に相談できる支援

と伝える。

このように、専門用語を使う場合でも、
その意味をわかりやすく補足することが重要です。

  1. 利用後の変化がイメージできない

良いサービスであっても、利用者が増えない理由のひとつに、
利用した後にどう変わるのかが伝わっていないことがあります。

サービス内容だけを説明しても、
見る人はなかなか行動しません。

たとえば、

相談を受け付けています

支援を行っています

資料を提供しています

研修を実施しています

という説明だけでは、
利用後の姿が見えにくいのです。

見る人が知りたいのは、
サービスの内容そのものだけではありません。

利用すると、自分の悩みがどう軽くなるのか

会社や組織にどんな変化があるのか

担当者の負担がどう減るのか

売上や信頼、採用、広報にどうつながるのか

ということです。

改善策

サービス内容を説明するときは、
必ず利用後の変化もセットで伝えましょう。

たとえば、

研修を実施します

だけでなく、

社員が社会課題への理解を深め、
自社の取り組みを自分の言葉で説明できるようになります

と伝える。

相談を受け付けています

だけでなく、

何から始めればよいかわからない状態から、
次に取り組むべきことを整理できます

と伝える。

情報発信を支援します

だけでなく、

サービスの価値が伝わりやすくなり、
問い合わせや紹介につながりやすい状態をつくります

と伝える。

このように、結果や変化まで見せることが大切です。

  1. 信頼材料が不足している

社会課題に関わるサービスは、
利用者にとって慎重に選びたい分野です。

特に、福祉、教育、健康、地域支援、
企業のCSRやサステナビリティ関連などでは、
見る人は次のような不安を持ちます。

本当に信頼できる事業者なのか

実績はあるのか

誰が運営しているのか

どのような考えで取り組んでいるのか

利用者の声はあるのか

相談しても大丈夫なのか

良いサービスであっても、
信頼材料が見えないと、
問い合わせや申し込みにはつながりにくくなります。

改善策

ホームページやパンフレット、営業資料では、
サービス説明だけでなく、
信頼につながる情報をしっかり掲載しましょう。

代表者の想い

事業を始めた背景

実績

導入事例

利用者の声

支援の流れ

対応エリア

料金の目安

よくある質問

運営会社情報

メディア掲載

パートナー企業や団体

特に大切なのは、
単に実績がありますと書くのではなく、
どのような課題に対して、
どのように支援し、
どんな変化があったのかを伝えることです。

実績は、ただの経歴ではありません。

利用者の不安を減らすための材料です。

  1. 伝える手段が足りない、または合っていない

良いサービスでも、ホームページを作っただけでは広まりません。

必要としている人に届くためには、
複数の発信手段を組み合わせる必要があります。

たとえば、

ホームページ

ランディングページ

ブログ記事

チラシ

会社案内

営業資料

SNS

メール

プレスリリース

セミナー資料

展示会資料

紹介用資料

Googleビジネスプロフィール

動画

ホワイトペーパー

などがあります。

社会課題系のサービスでは、
特に紹介や説明が重要になることが多いため、
口頭説明だけに頼るのではなく、
相手が持ち帰って検討できる資料が必要です。

改善策

発信手段は、目的ごとに整理しましょう。

認知を広げるためには、
ブログやSNS、プレスリリース。

サービスを理解してもらうためには、
ホームページやパンフレット。

営業や紹介につなげるためには、
営業資料や提案書。

問い合わせにつなげるためには、
ランディングページや無料相談ページ。

このように、伝える手段にはそれぞれ役割があります。

特に、良いサービスなのに広まらない場合は、
サービスの価値を一目で伝える資料と、
詳しく知りたい人が確認できるページの両方を整えることが重要です。

  1. 問い合わせや申し込みまでの導線が弱い

サービスの説明はしっかりしているのに、
問い合わせが増えない場合、
問い合わせまでの導線が弱い可能性があります。

たとえば、

お問い合わせください

お気軽にご相談ください

と書いてあるだけでは、
見る人はなかなか行動しません。

なぜなら、問い合わせる側には次のような不安があるからです。

まだ具体的に決まっていないけれど、相談していいのか

料金が高かったらどうしよう

強く営業されるのではないか

何を伝えればいいかわからない

自社の状況でも対応してもらえるのか

こうした不安を解消しないまま問い合わせボタンだけを置いても、
反応は出にくくなります。

改善策

問い合わせの前に、
軽く相談できる入口を用意しましょう。

無料相談

無料診断

資料請求

簡易チェック

オンライン相談

初回ヒアリング

現状分析

サービス説明会

また、問い合わせボタンの近くには、
次のような一文を添えると、
心理的なハードルを下げることができます。

まだ内容が固まっていない段階でもご相談いただけます

現在のホームページや資料を拝見し、改善点を整理します

無理な営業は行いません

まずは課題の整理だけでもお気軽にご相談ください

  1. 競合との違いが伝わっていない

良いサービスであっても、見る人は必ず比較します。

他のサービスと何が違うのか

なぜこの会社に頼むべきなのか

価格以外の判断材料は何か

この違いが伝わっていないと、
比較されたときに選ばれにくくなります。

特に社会課題に取り組むサービスは、
似たような言葉になりやすい傾向があります。

寄り添います

伴走します

地域に貢献します

持続可能な社会を目指します

一人ひとりに合わせます

これらは大切な言葉ですが、
多くの事業者が使うため、
そのままでは差別化になりにくいのです。

改善策

競合との違いは、
抽象的な理念ではなく、
具体的な特徴として整理しましょう。

対象者の違い

支援範囲の違い

専門性の違い

実績の違い

料金体系の違い

対応スピードの違い

地域密着性

導入後のサポート

資料やツールの充実度

担当者の経験

私たちは丁寧に対応しますだけではなく、

初回相談で課題を整理し、
必要な資料と発信方法まで提案します

のように、具体的に伝えることが大切です。

  1. デザインや見せ方で価値が伝わっていない

どれだけ良いサービスでも、
ホームページやチラシ、パンフレットの見せ方が弱いと、
価値が十分に伝わりません。

たとえば、

文字が多すぎて読みにくい

何のサービスか一目でわからない

重要な情報が埋もれている

写真や図解が少ない

導入事例が目立たない

問い合わせボタンがわかりにくい

デザインが古く見える

信頼感が弱い

スマートフォンで見づらい

といった状態では、
せっかくのサービスの魅力が伝わりにくくなります。

社会課題系のサービスでは、
誠実さや想いを伝えることも大切ですが、
同時に、事業としての信頼感やわかりやすさも必要です。

改善策

デザインは単なる装飾ではありません。

情報を整理し、
見る人が理解しやすく、
行動しやすくするための設計です。

改善する際は、次の点を見直しましょう。

最初の画面で何のサービスか伝わるか

対象者が明確か

課題と解決策が整理されているか

見出しだけで内容が理解できるか

図解や表でわかりやすく説明できているか

実績や利用者の声が目立っているか

問い合わせまでの流れがわかりやすいか

スマートフォンでも読みやすいか

デザインの役割は、
きれいに見せることだけではありません。

良いサービスの価値を、
必要としている人に正しく伝えることです。

  1. 収益につながる設計になっていない

社会課題に取り組むサービスでは、
想いや理念が先行し、
収益化の導線が弱くなることがあります。

しかし、どれだけ意義のある活動でも、
継続できなければ支援を届け続けることはできません。

収益につながらない理由としては、
次のようなものがあります。

無料情報だけで終わっている

有料サービスへの導線が弱い

料金がわかりにくい

申し込みまでの流れが不明確

法人向けと個人向けのメニューが整理されていない

継続利用につながる仕組みがない

紹介しやすい資料がない

良いサービスを広げるためには、
想いだけでなく、
事業として続けるための設計も必要です。

改善策

まず、サービスメニューをわかりやすく整理しましょう。

初回相談

現状診断

基本プラン

継続支援プラン

法人向けプラン

個人向けプラン

研修やセミナープラン

資料請求

導入相談

利用者が選びやすい形にすることが大切です。

また、いきなり高額な契約を求めるのではなく、

まず相談する

診断を受ける

資料を請求する

小さく試す

という段階を用意すると、
利用につながりやすくなります。

良いサービスを広げるために必要なのは伝わる設計です。

良いサービスなのに利用者が増えない理由は、
サービスそのものの価値が低いからとは限りません。

多くの場合、課題は次のようなところにあります。
(今までのまとめです)

誰に向けたサービスなのかが曖昧
利用者にとっての価値が伝わっていない
専門用語が多く、わかりにくい
利用後の変化が見えない
信頼材料が不足している
発信手段が合っていない
問い合わせ導線が弱い
競合との違いが伝わっていない
デザインや資料で魅力を伝えきれていない
収益につながる仕組みが整理されていない

つまり大切なのは、
良いサービスを、良いサービスとして正しく伝えることです。

そして、そのためには、
文章、デザイン、構成、導線、発信方法をバラバラに考えるのではなく、
全体を設計する必要があります。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

株式会社小野デザインでは、
社会課題に取り組む事業者様や、
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次のような内容まで、事業内容や目的に合わせてご提案いたします。

サービスの強み整理
ターゲットの明確化
伝えるべき内容の整理
ホームページやランディングページの構成
会社案内、パンフレット、営業資料の制作
チラシ、DM、バナーなどの販促物制作
問い合わせにつながる導線設計
既存資料やホームページの改善提案

良いサービスなのに、なかなか伝わらない
社会的意義はあるのに、利用者が増えない
ホームページや資料を作ったが、問い合わせにつながらない
自社の強みをどう表現すればよいかわからない

このようなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。

まだ内容が整理できていない段階でも大丈夫です。

現在のホームページや資料を拝見しながら、
どこを改善すればサービスの価値が伝わりやすくなるかを、
一緒に整理いたします。

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