Canvaで使っているその黒、大丈夫?

印刷物のインクは、
プロセスインクといわれ
Cシアン  ・・・青
Mマゼンダ・・・ピンク
Yイエロー・・・黄
Kブラック・・・黒
の4色で成り立っています。

色の濃度は、ドットの大きさで表現され
色見本帳では、ドットの大きさは、10%刻みで示されています。

(10%以下の指定は、インクの乗りが影響し表現できない場合もあります)

で、プロセスインク4色の
それぞれの色を掛け合わせることで
さまざまな色が表現されます。

印刷物の黒は、プロセスカラー
K100という指定になります。

モニターで表示されるものを作成するとき
RGBで作成し
黒は、#000000 で指定すると思います。

これを単純にCMYKに変換してしまうと
黒は、BL100%ではなく

C93.1% M91.4%  Y85.4% K79.9%

というおかしな数値になってしまいます。

K100%ではないのです。
綺麗な黒ではありません。

どぎつい嫌らしい黒になります。

また、印刷会社によっては
1つの色の
網点の合計%が、300%以上になると
データを受け付けてくれないところもあります。

RGBの黒は、#000000で
CMYKに変換すると
C93.1% M91.4%  Y85.4% K79.9%で
合計は、349.8%

印刷機の状態をおかしくしてしまうからです。

濃度の薄い優しい表現、
人の肌などを得意としたり、
厳密な色表現が得意な印刷会社は嫌うのです。

対策は、
まず作成する時に
印刷物を選ぶこと。
さらに
印刷物用のPDFを書き出すことです。

色についてのご相談は・・・

株式会社小野デザイン
TEL.03-3774-8098
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