AIぽく見えるデザインから人を感じられるデザイン

AIを使えば、誰でも短時間でデザインを作れる時代になりました。

画像生成AI、Canva、Adobe系のAI機能、テンプレートサービスなどを使えば、
専門的なデザイン知識がなくても、
ある程度きれいな画像やレイアウトを作ることができます。

私の周りでも
AIでこんなのを作りました〜と
デザインについて素人の方から
見せられることもあります。

ただ、良く見ると
商品・サービスの雰囲気、ブランドイメージが違う感じがします。
AIで作られたもの何度となく見ていますが、どれも似たように見えてします。
人工的で好きになれません。
構成が似ています。
デザインバランスが崩れています。
テンプレートぽさを感じます。
デザイン処理も同じものが多いです。
アメリカで作っているためか
こってりなイメージ感が強めです。
琳派のような余白を生かすデザインは難しいように思います。
その商品・サービスでなければならない理由が感じられないデザインです。

思うのですが
AIやテンプレートは、多くの人が使いやすいように作られています。
そのため、どうしても平均的で、無難で、
汎用的な表現になりやすい傾向があるのだと思います。

AIによるデザインが広まった時
これから強くなるのは、
人の気配を感じられるデザインだと思います。

なんだかMacが登場してしばらく経った時と
同じような現象が起こるかもしれません。

その時は
紙や布など手触りを感じる質感や
筆、墨、鉛筆など自然な線の表現が流行りました。

今回は、AIが流行る前の
工夫されたさまざまな表現のデザインの良さが
見直しが行われると思います。

人の気配を感じられるデザインとは
表現の部分だけではなく
その前段の商品・サービスの価値を整理し、伝わる形に編集し、
目的に合わせて設計をしていることかなと思います。

AI時代、グラフィックデザイナーは
表現も大切ですが
デザインの前段階がこれまで以上に重要になると思います。

商品・サービスの強みは何か。
競合と何が違うのか。
お客様はどこで迷っているのか。
営業現場ではどんな資料が必要なのか。
採用ではどんな印象を持ってもらうべきか。
ブランドとして何を守るべきか。

こうした問いに向き合わずに、見た目だけを作っても、
成果につながるデザインにはなりにくいからです。

これからのデザイン会社には、単なる制作力だけでなく、
情報を整理する力
価値を見つける力
伝わる順番を設計する力
ブランドの一貫性を判断する力
が求められます。


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