カタログデザインについて
WEBが販売促進や広告の主流となっています。ですが、紙でできた手に取って見れるカタログの効果は、まだまだ侮れません。対面で説明するときに使いやすいですし、お客様へ説明なしで、渡してくるだけで、カタログ自体が一人歩きし、営業マンの役割を担い、売り上げにつながることもあります。
私は、カタログ制作の機会が多く、売り上げを増強するカタログを探求しています。商品・サービスの特長、機能、使い方、ベネフィット、USPなどを、いかにターゲットに、見やすく、わかりやすく、伝えるか。内容とデザインをいかに工夫するか。どうしたら商品・サービスを欲しいと思ってもらえるか。などを、考え実際のカタログデザインに反映させています。
このページでは、カタログを、売り上げに直結させるために、何を考え、何をすべきかをまとめました。もちろん、カタログだけではなく他の要素も大切です。提供する商品やサービスに魅力があり、欲しくなるもの・ことである。商品やサービス存在を知らせる工夫(広告・販売促進)。欲しいと思ったお客様が、すぐに購入できる場があること。などです。最近では、SNSで拡散できる。口コミされやすい工夫も必要です。
売上を増強する
カタログのポイント
目的をはっきりと
読む人は
どこまでカタログに掲載するか
(特徴、機能、使用方法、経営的なメリット)
掲載する商品やサービスの
認知度やマーケットの形成は
配布方法は
トレンドを考慮

カタログ制作時の留意点
カタログについて | 作りたいもの 訴求したいこと 目的 (マーケティング)目標・役割 コンセプト(消費者に何を提案するか) 形態、サイズ 出稿、利用開始時期 使用方法 見た人をどう思わせたいか? 他の媒体は |
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商品・サービスについて | 名称 特徴 独自性・差別点 訴求ポイント 利用者のべネフィット 価格 販売エリア |
ターゲットについて | 利用者 購入決定者 誰に ターゲット特徴 ブランドへの思い カテゴリーへの気持ち 競合への気持ち |
紙面構成と内容について | イントロ 概要 概要図 特徴 機能 フロー図 使用方法 掲載すべきもの |
マーケットについて | 規模 認知度 販売方法 |
ご要望について | 内容 構成 コピー ビジュアル 企画・アイデア 色 |
今までの制作物について | 内容 構成 デザインテイスト コピー ビジュアル 企画・アイデア 評価 |
競合について | 商品 特徴・差別点 販促物 |
デザイン・ブランドについて | テイスト イメージ トーン&マナー 色 サンプル(良いと思うもの、作りたいもの) |
ロゴデータ | データの有無 マニュアルの有無 |
注意点・制約 | CIマニュアル、VIマニュアルの有無 社内規定 業界自主規制 法律 |
決定方法 | 会議 社長決済 投票 |
原稿の形態 | オフィスのデータ(ワード、パワーポイント、エクセル) 手書き |
確認すべきもの・場所 | 店 展示会 イベント |
スケジュール | 希望納期 大まかな社内の流れ チェックの日数 |
ご予算 | 希望の有無 |
表紙の機能について
イントロダクションの機能について
(表紙を開いた最初の見開き)
総合カタログの場合のポイント
現状カタログの問題原因を
見極める場合の留意点
・顧客の購買ステージ
・カテゴリーのライフサイクル
・商品の導入段階
・顧客の情報の接点
・USP
・提供する価値
・ポジショニング など
BtoBビジネスのカタログの場合
BtoBのカタログは、
スペックだけの掲載では機能しません。
商品のスペックだけを伝えれば
良さが伝わり、ビジネスにつながると考えているようです。
BtoBビジネスの特性を理解しましょう。
BtoBビジネスの特性から考えられる
カタログのポイント
一般的な販促物制作の考慮すべき点から
BtoBビジネスのお客様へ、
アピールすべきベネフィットとは
商品やサービスにより、どんなベネフィットが提供できるか。
・売り上げを向上(売上高増)
・時間の短縮
・新規顧客を獲得(新規開拓)
・顧客の固定化(囲い込み)
・コストを削減
・企業イメージの向上(ブランディング)
・人件費を抑える
・クオリティの向上
・資金繰りを楽にする
・従業員のモチベーションを向上させる
デザインシンキング(デザイン思考)による
新しい効果的なカタログを作り
どちらの考え方もやり尽くした感があり、
革新的な商品やサービスは
生まれにくくなっています。
潜在ニーズを見つけ出しイノベーティブな商品やサービスを生み出します。
毎回同じスタッフ、同じ進行による代わり映えしないカタログ。
数社のコンペによる
見た目の良し悪しでの決定、
(お金になるかどうかわかりませんので、
デザインシンキング(デザイン思考)は
3つで構成されています。
1.利用の様子を観察する着想。
2.ブレーンストーミングでアイデアを生み出す発案。
3.簡易なプロトタイプでブラシュアップする実現。
潜在的な問題の発見と改善顧客の潜在的なニーズの発見など
デザインシンキング(デザイン思考) による効果が期待できます。
「見やすく、伝わりやすく、わかりやすい」の
客観的な視点のUCDA
取り入れたカタログで
特長・機能・ベネフィットを
カタログの3つの構成要素
1.コンテンツ
マズローの5大欲求から選定
3C分析から差別点・成功要因を抽出
機能・特徴・ベネフィットを訴求
ターゲットの嗜好を考慮
2.デザイン
見やすくわかりやすく伝わりやすく
好感を持たれ、品質の良いイメージ
印象的で記憶に残り、話題になる
ブランドイメージの最適化
3.理論
情報が氾濫、3秒ルールを厳守
心理マーケティング、脳科学の適用
時代背景やトレンドの反映
利用シーン、他のメディアを考慮